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その他のアプリケーション

C12-14 APGの水性ペーストは、高温への短時間曝露(急速乾燥)をベースとした特殊なプロセスにより、アルキルポリグリコシドの残留水分が約1%である白色の非凝集アルキルポリグリコシド粉末に変換されます。そのため、石鹸や合成洗剤にも使用できます。泡立ちと肌触りに優れ、優れた肌なじみの良さから、従来のアルキル硫酸塩をベースとした合成洗剤処方の魅力的な代替品となります。

同様に、C12-14 APGは歯磨き粉などの口腔衛生製品にも使用できます。アルキルポリグリコシドと脂肪アルコール硫酸塩の組み合わせは、豊富な泡立ちを保ちながら、口腔粘膜へのマイルド性を向上させます。C12-14 APGは、特殊な抗菌剤(クロルヘキシジンなど)の効果的な促進剤として作用することが分かっています。アルキルポリグリコシドの存在下では、殺菌効果を損なうことなく、殺菌剤の量を約4分の1に減らすことができます。これにより、苦味や歯の変色のために消費者に受け入れられなかった高活性製品(洗口液)を日常的に使用できるようになります。

アルキルグリコシドは、その物理的、化学的、そして機能的特性により、化粧品の適合性とケアにおける新たな概念を提示する製品群です。アルキルグリコシドは、現代の合成技術の中心へと向かっている多機能合成原料です。従来の原料と組み合わせることができ、新しい処方において従来の原料を置き換えることさえ可能です。アルキルグリコシドが肌や髪にもたらす豊富な補助効果を最大限に引き出すためには、従来の技術を変革し、広く使用されているアルキル(エーテル)硫酸エステルとベタインの組み合わせを採用する必要があります。


投稿日時: 2020年12月30日